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わしも色々考えた『BLUE GIANT』ネタバレなし

仙台の若者宮本大がテナーサックスで世界を目指す成長のストーリー。心に刺さる音と言葉にやられた映画でした。ちなみにラブロマンスは一切なし。サックス、ジャズ、ライブというワードに反応する老若男女に訴えてくる感動間違いなしの映画です。

こういうジャズな?物語りには北国が似合うのだろうか?主人公宮本大の練習は雪の降る夜のリバーサイド。東京では夜の橋の下(墨田川大橋らしい)。真夏の海辺ではボサノバですもんね。

宮本大(以降ダイ)の使っている楽器はサックス愛好家の記事によるとセルマーのスーパーアクション、刻印をしっかり確認してないので定かではないがSA80Ⅱではないかと推測されてます。リファレンスモデルの発売以前のモデル。サックスケースが焦げ茶色の角形。今は軽量のシェイプ形のケースが販売されてますけどね。あれは重いだろな。マウスピースはオットリンクラバー、リガチャーもリンク、あの大きなツマミが目立ってます。リードはRICO select Jazz テナーサックス3番との記事があります。

アンブシュアについては専門家にお任せします。

宮本大が上京初日にたどり着いたジャズバーは『JAZZ TAKE TWO』。美熟女(失礼!)アキコママのお店。かつてはジャズシンガーであったことが写真からわかる。思うにこちら側の人間が大多数。古臭い言い方だが、自分の果たせなかった夢に立ち向かっている若者に惹きつけられるのではないか。アキコさん、唄聴かせてくださいm(__)m。

今後ブルージャイアントの聖地となる場所やライブハウスが多く登場します。

Travel Kurarinさん』 が詳しく記事にされていますので興味がありましたらご覧ください。

 

ホントに熱のある演奏でライブのクライマックスでは台詞中にある「内臓を抉り出す」ような感動を味わうことができる映画です。

ジャズやサックス、ライブに興味が少しでもありましたら是非。ただし・・・ですが、ポップスやイージーリスニングのように聞き流すには不向きなジャンルです。積極的に楽しむ気持ちでこの映画にも立ち向かってください。

 

最後にダイのテナーサックスを担当した実物さんは「馬場智章」さん。『島村楽器のブログ記事』に詳しく掲載あります。

 

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